はじめての出来事

新得町議会の9月定例町議会が終了して5日後、臨時町議会がありました。

 その日の勝毎、次の日の道新をお読みになった方はご存じだと思いますが、実質的に町内の「湯宿くったり温泉レイク・イン」に対する補助金1千万円(最長5年間、最大5千万円の補助) を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案が認められず、修正動議の提出で補助分を削除した本年度一般会計予算が可決されました。

この修正動議、新得町議会ではじめて提出されました。

修正動議:原案の内容の変更を求めて提出される動議(動議:合議体の会議において、予定以外の議題をその構成員が提出すること。また、その提案。 )

 この議会に先立ち、約八百筆の署名が新得町役場に提出されたようです。臨時会の前日、24日に行われた議員協議会で新得町役場からの説明で、この補助金交付の明確な基準が示されることはありませんでした。 修正動議は、その後3名の議員の連名で提出されました。(Yokoの名前は入っていません。)

 時々ですが、利用させて頂いている「くったり温泉」です。
多分、多くの屈足地区の方々が冬期間とはいえ温泉施設が無くなることに不便さを感じるのではないかと想像していました。

 しかし実際にはどうなのでしょうか。かつて運転されていた温泉行のバス、その利用の状況。審議までの時間のない中でしたが、屈足地区の方々へのリサーチからの感覚では意外と、そう不便を感じていないのではないかという事でした。

そんな中、頭をよぎったのは署名された方々がいったいどのくらいの頻度でこの温泉を利用されているのかという事でした。資料がないのでわかりませんが、例えば、もし1週間に1度(年間52回)、温泉を利用されているとしたら年間延べ約41600人(温泉利用料を500円とすると2080万円)になります。これは単年度予定していた補助金の約2倍の売上があることになるのです。

 やはり、判断資料の乏しい状況での補助金交付は賛成しかねます。この状況でこの交付を認めてしまうと、今後の議会が、なし崩し的になっていくように感じます。

 民主主義のシステムは、きわめて面倒くさくて、うんざりして、そのうえ疲れるシステムです。しかしこの国はこのシステムを選びました。そして新得町はこのシステムの中にあります。といって、強いリーダーシップを発揮してくれるヒーローをこの新得町に待ち望んだところであらわれません。いわばヒーローは私たち町民自身なのです。

少なくとも各町民が支持する町議会議員を常に叱咤激励して下さい。様々な方々と意見を交わし、自らの意思で行動し、 たとえば今回のような修正動議に繋がります。町民の応援は、新得町を少しでも良い方向に導いていこうとする議員のがんばれる力となるはずです。

 来年は、さらに一人でも多くの町民に感じとって頂ける議員に、と思い決意する2019年の暮れです。