コンパクトシティ化と役場庁舎

聞くところによると新得町もコンパクトシティを進めているようです。
Wikipediaで 調べてみると、下記のようにありました。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

コンパクトシティ(英: Compact City)とは、都市的土地利用の郊外への拡大を抑制すると同時に中心市街地の活性化が図られた、生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能な都市、もしくはそれを目指した都市政策のことである。
類似した概念としては、アメリカにおける「ニューアーバニズム」や、イギリスにおける「アーバンビレッジ」などがある。

 都市の中心市街地の空洞化問題が一つの大きなきっかけになったのでしょか。ただ、 毎年のように町民人口が約百人程度減り続けている新得町は町全体が空洞化しようとしている感があります。もう何十年も前から進んでいて、度々に対策を講じてきたようですが、全く歯止めの効かない人口減少です。この町だけの話ではないにしろ、都市の概念をこのような小さな町にもってきても、なかなか成功するとは考えられません。究極のコンパクトシティは、北海道民は皆、札幌に住むことを迫られるかもしれません。

 先日、新得町役場庁舎の建て替えの話を聞きました。二十億円以上の予算をかけて、現在の庁舎南側に三階建てを新設するそうです。建て替えはまだ先の話のようですが、計画は進んでいます。

 話を聞いていて気になる事がありました。

 建て替え場所です。
現役場庁舎の南側に建てる計画ですが、そこには、まだまだ記憶も新しい 2016年(平成28年)台風10号大雨災害で被害のあった中新得川のある所です。建設にあたりこの河川の切り替えが行われる予定なので「大丈夫」と言うことですが、あの時の南富良野町の河川氾濫による町の惨状を覚えているでしょうか。結局、氾濫被害は元の川筋でした。洪水になれば、基本的に土地の低いところから被害に遭います。態々被害確率の高い場所に、災害時には災害本部になる庁舎を、それでも建てる理由がわかりません。

 さらに二十億以上という予算です。これは、庁舎建設だけの費用で、横にある公民館は含まれません。ひときは目立つ建物は役場庁舎。その周囲を見渡すと、時間が止まったようで人が歩いていません。 往々にして過疎地を訪れたときに目にする光景です。

寂しい話ですが、町の人口減少。この現実は、今一度、直視すべきです。IT化が日進月歩(いやいや秒進分歩)のスピードです。今後も職員の事務処理は急速に改善され、もしかして住民は自宅で事務手続きができる世の中になるかもしれません。人口減と相まって、職員数の減少も進むことでしょう。現庁舎と同程度規模の建物は必要ないと想像できます。

 そして、百年も持つような超頑強な庁舎を建てるという話です。
先ほどの話ではないですが、秒進分歩 建設後十数年もしたら使えない(使い勝手の悪い)建物になっている可能性はあります。 百年、その時、私たちの多くはもうこの世にはいません。 補助金があるから「大丈夫」というかもしれません。しかしそれは結局まわりまわって将来の方々に負担を残すことになります。 短いスパンで建て替えて フレキシビリティのあるものにすればいいのです。新得町はその年代その年代に対応できるようなフットワークの軽い町になりませんか。 それは又、町の中に持続可能な仕事を発生させることになることでしょう。

 町長は駅前活性化といいます。
それならば、駅前に新庁舎を建てるべきではないでしょうか。現役場庁舎よりもよほど高台にある新得駅です。新得町の大企業といえる新得町役場。そこには多くの職員が勤務しています。その庁舎を、町の活性化、コンパクトシティ化に利用しませんか。( コンパクトシティは好きではありませんがね。 )
さらにできれば、町の規模は違うとはいえ、たとえば兵庫県の明石駅前のように図書館を併設しませんか。図書館利用者の多い新得町においては、人を呼び込み立ち寄りやすいエリアになるのではないでしょうか。

駅(前)に行けば切符が買えて汽車に乗れる。住民の事務手続きができる。観光案内はある。それでレンタカーやレンターサイクルも借りられる。図書館で本は読めるし借りられる。スーパーや食料品店で物が買える。喫茶店や食堂で休憩や飲食ができる。疲れたら風呂だって入れる。気晴らしに大人の娯楽場まである。

新得町は駅に行けば何とかなる町。いかがでしょうか。