団子屋の隣も団子屋

春、関東地方を訪れる機会がありました。行く先々で幾枚かの顔だし看板に出会うことができました。

富岡製糸場の顔出し看板

富岡製糸場の顔出し看板

知人の案内で訪問した富岡製糸場。
そこに設置してある『世界遺産・国宝 富岡製糸場』の顔出し看板。

看板に描かれた女工さんの雰囲気は何とはなく楽しそうですが、実際、建物の脇から横を流れる鏑川(かぶらがわ)を見ると、そこは断崖絶壁でした。これって、仕事が嫌になったりして抜け出したくても抜け出せない環境ではなかったのかと想像しました。実際はどうだったのか・・・。
富岡製糸場は見学しごたえのある所でした。ボランティアの方々も多く見られました。ただ富岡の街のどこかしこで、世界遺産の広がりがあるかといえば、まだまだ発展途上の様子でした。なかなかアクセスの厳しい場所ですが、今後の街での広がりを期待したいものです。

川越昭和の街の顔出し看板

川越のおっさん

小江戸川越で見つけた『川越昭和の街』の顔出し看板。

野外とはいえ、車道まであふれでる人の光景を目にして札幌ドーム超満員時の観客の比ではない事を確信しました。街全体がこの観光資源を中心にアメーバのように広がっているのを感じました。蔵の町並みに入るまで続く商店街はもちろんのこと、路地裏に入っても民家の軒先の窓から団子をはじめとして、なにか販売して、観光客受入れ満載の街でした。この街中の盛り上がりは羨ましい光景でした。
ただ、この格好で、平成の川越の街は歩そうにありませんが・・・。。

柴又ハイカラ横丁の顔出し看板

柴又ハイカラ横丁の顔出し看板

葛飾柴又 寅さんのふるさとでみつけた『柴又ハイカラ横丁』の顔出し看板。駄菓子を扱うオモチャ博物館の脇にありました。

帝釈天と寅さん。
ほとんどそれだけで観光地になっている柴又でしょうが、草団子は有名です。驚いたことに、団子屋が軒を並べているような帝釈天までの参道です。草団子屋の隣も草団子屋。そして、しばらく歩くとそこはまた草団子屋です。有名とはそういうことなんですね。

思い返してみると、川越も同じような商品を販売する店が乱立状態でした。それでも例えば、味噌屋の店舗前で売る団子は味噌の味が絶妙だったり、民家の軒先では1串100円しない団子を家族総出で販売していたり、同じような商品でも思わず気になるんですね。これは蕎麦の町新得町も、蕎麦屋の隣に蕎麦屋が、そしてそのまた隣も蕎麦屋と、街中が蕎麦屋で溢れ返しているぐらいでないと蕎麦で有名とは言えないかもしれませんね。

おまけです。
キャプションの顔出し看板の写真は、峠の釜めしで有名な「おぎのや」店内にある『峠の釜めし』の顔出し看板です。北陸新幹線開通の影響で群馬県の横川駅はすっかりさびれた雰囲気でしたが、このおぎのやさんは、観光バスも入って店内は活気に溢れていました。もう少しさびれた雰囲気のお店を想像していたのですがビックリでした。

もう少し行けば碓氷峠(うすいとうげ)。鉄道ファンなら『アプト式』を連想させる場所です。ぜひ機会を見つけて訪れてみたい峠です。