災害から見えるもの

今回の台風10号では、9月10日現在においても市街地は断水状態で不自由な生活を強いられている方が沢山います。幸いにも我家は井戸水で、微力なのですが、被災者向けに洗濯機を開放したり、公共の中での入浴が難しい方を中心に浴室を開放したりしています。
又、所属している『食生活の会』はボランティアで、避難場所への食事提供の手伝いをしています。時々になるかも知れませんが、これからも協力していきたいと考えています。

さて、災害が発生し断水、JRや国道の不通等の長期化が予想される中、Yokoなりに対策を考えてみました。

今、新得町全ての場所で断水しているわけではありません。井戸水を使っているところもあれば、取水場所の違う上水道を利用しているところもあります。その中で水の出る公共性のある場所として思い浮かぶのが、北新得農業会館、佐幌農業会館、レディースファームスクールがあります。そのような場所に洗濯機を数台ずつ配置できないものなのでしょうか。既に他にも可能性のある場所を探し、協力してもらえないものでしょうか。

今はかなり落ち着いたようですが、個人で水を貯めるタンクがありませんでした。そこで、災害時には祭りなどで使用している商工会所有の水タンク等を使用出来ないものでしょうか。

さらに給水車の一部は、指定給水場所に留まるのではなく、市街地を巡るゴミ収集車のように曜日や時間を決めて町内会を周って、車のない高齢者宅前で給水補助できないものでしょうか。

長期化が予想される新得駅から占冠方面へのJR列車の不通です。それほどまでに長期化でない予想ですが、新得駅から帯広方面へもJR列車が不通です。それならば、帯広方面への通学の足として、現在運行している新得市街から屈足温泉への午後から動く町所有のバス(桜バス)を、せめて朝夕の1往復だけでも、学生たちの送迎に使用出来ないでしょうか。それは近い将来、JR北海道が早期再開を目指している帯広駅と十勝清水駅との開通時には、JRと協議して十勝清水駅までの送迎はできないものでしょうか。

ところで、この台風では新得町の施設の不具合を垣間見ることができました。
どうして新築の新得中学校に避難できなかったのか。
それは小学校にはある貯水タンクが中学校にはないからでしょうか。
どうして普段は近隣の北新得町内会の方々が使用可能なゴミ中間処理施設の浴室を、大々的に開放できないのか。
それは排水処理用の下水道がなく下水処理をするのに最終処分場に運んでいるからでしょうか。

最後に今回、一番の発見は、屈足市街地の上水道が新得から送られていることでした。
現在の自然災害に想定外はありません。屈足地区にも上水道取水施設を設け、そして上佐幌地区などの上水道を含め、全ての新得の上水道ラインとリンクして、元の一方が破壊されても、他方の施設を利用し、給水制限をしながらでも、上水道ラインを確保できるシステムを構築することは、現在の電気送電システムと同様に必要なことではないでしょうか。

今回の災害は、温暖化が原因なのかもしれません。森林に囲まれた新得町ならば、山の中の木々の植生の影響も考える必要があるかもしれません。

「100年後の災害の為に、ハルニレの木を植えなさい。」

そう言う知人の樹木の専門家の言葉が忘れられません。
ちなみにハルニレの根は表土を広く大きく捕まえるそうです。

災害に負けない町を考える時、山の町新得町は、山のことも少し真剣に考えませんか。