ニセコ駅前

函館本線ニセコ駅は一時間に上下各一本程度の普通列車が停車する駅です。

以前は、
自動車で真狩方面から訪れた方々がアンヌプリのスキー場方面に向かう場合(あるいは逆方向)一度ニセコ駅に向かって下って行き、駅横を過ぎて踏み切りを渡り、再び上っていく必要がありました。

平成6年に完成したニセコ大橋は、その不便さを解消してくれました。

しかし、反面、交通量が減った影響からか駅前は何となく淋しくなりました。元々、駅方面には用事のない方々が駅横を通過しないというだけのはずが、それだけではない現実を見せ付けられています。

駅前にあった金物屋さんが店を閉めた後、その店舗をニセコ町が買い取ってチャレンジショップのようなことを試みているようですが、借主があまり長続きしていないようです。又、地元民の利用が多かった温泉を観光客利用を拡大するために改装改築していました。さらにはその横にはニセコ町ローカルラジオ局(実際聞いていないので何を流しているのかは分かりません)を開設したり、使われなくなっていた駅横のレンガ倉庫を改造したり(耐震構造が基準に満たない影響で外見は元の姿を留めていません)と、それなりにニセコ町は手を打ってきました。

ニセコ駅前 風景

ニセコ駅前 風景

道路を渡って駅に入りました。
待合室にあったはずの売店は姿を消していました。そのかわりという訳ではないでしょうが、観光案内所ができていました。かつては観光案内も兼ねていた喫茶店は健在で、コニファーをアレンジしてミニイングリッシュガーデンを構築しガーデンテラス風に駅外に席を設けていました。さらには駅建物の横にはアウトドアー会社があってラフティングの受付やレンターサイクルをしていました。

ニセコ駅のレンターサイクル

ニセコ駅のレンターサイクル

後で聞いた話によると、温泉は売上げもありますが経費を引くとH25年度は赤字です。ラジオ局はスポンサーが付く訳もなく税金投入で赤字、レンガ倉庫に入る予定だった企業は条件が合わず空席状態、観光協会は第3セクターによる運営で補助金頼みの赤字です。つまり、多額の税金を投入した割には効果のほどは出ているとは言えないのが現実のようです。
もしかして駅前で利益が出ているのは、喫茶店とアウトドアーということかもしれません。

新得駅は特急が必ず停車する道東の玄関口です。
高速道路網が整備され台数が減ったとはいえ、鹿追、士幌、上士幌あたりから自家用車でやって来て、無料の駅駐車場にとめて、ここから札幌方面に向かう方々もいらっしゃいます。今は無くなってしまったものの、もしレンタカー会社があれば、より魅力的な駅前ならば、ここで観光客は下車し散策し滞在し、レンタカーは新得で借りて道東方面に向かう可能性もあるかもしれません。

同じ本線です。
でも新得駅の方がニセコ駅と比べて、かなり鉄道としての条件が良い駅なんですけどね。

もったいないね。